劇団雨誰れ第3回公演
短編集『雨の粒立ち』
あらすじ
〇あっぷあっぷドラフト
生意気な妹。
わがままな妹。
あんたはなんにも分かってない。
そこで見てろ。
私がやってあげるから。
そういう私は
意地っ張りだった。
〇地に足ついて
昼下がり、テレビでニュースが流れていた。
もうすぐ嵐が来るって言っていた。
僕はポテトチップスのかけらを頬張りながら、
そんなわけと思う。
外はいつも通り暑くて、
食べ物がたくさん転がってて、
僕らは働いている。
一昨日も、昨日も、今日も。
明日は、分からないけど。
〇逆さてるてる坊主は倒立が出来ない
逆さてるてる坊主は雨を降らせる。
汝は願う。
嵐を。
中止を。
不縁を。
……つながりを。
公演映像はこちら
https://youtu.be/EeRaJth93XM
劇団雨誰れ第二回公演
『発破』
(名前のない演劇祭C参加作品)
あらすじ
ぐわんぐわんと川が流れる。
がたんごとんと列車が揺れる。
天翔ける列車は終点へとたどり着いた。
来た道は正しかったのだろうか。
笑って見送られたのだろうか。
僕の身は、誰かのさいわいのためになれたのだろうか。
劇団雨誰れ第一回公演
『≡らっか≡』
(みはるかす演劇展参加作品)
あらすじ
高校の屋上。
そこから見る景色はいつだって眩しかった。
私はふと下を見た。
距離にしておよそ12メートル。
体感30メートル。
足が震える。
心臓がどきどきする。
……あぁそうか。私は生きているんだ。


